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消費活動の記録

オンラインゲーマーはネットワーク環境ちゃんとしろ

タイトルのとおりである。ネットワーク速度にセンシティブなオンライン対戦ゲームをプレイしてるのに、自宅ネットワーク環境に無頓着な人間が多すぎる。知らないでは済まされない。あなたが自宅ネットワーク回線のポテンシャルを十分発揮できる環境を組んでいれば、回線落ちで他のゲーマーの時間を無駄に奪うこともなかったかもしれない。言い換えれば、あなたの怠慢で他人の寿命を無駄にしているのだ。肝に命じて欲しい。以下にいろいろ書くから参考にして見直してほしい。

 

・接続方式(IPv4/IPv6

従来のIPv4方式では、ネットワークアドレスに32ビットのデータ(0.0.0.0~255.255.255.255まで)を使用し、42億9496万7296個のアドレスを使用できる。しかしインターネットが生活インフラとなり、43億近くあるアドレスが枯渇しそうになったため、新たに128ビットのデータ(0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000~FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF)を使用し、340潤2823溝6692穣938杼4634垓6337京4607兆4317億6821万1456個のアドレスを使用できるIPv6方式が作られた。さすがに枯渇しなそう。

まあ今回の本題はこれじゃなくて、詳しい説明は省いて雑に説明すると、IPv6では接続方式に従来のPPPoEではなく、IPoEを使用します。なのでIPv4より通信速度が早いです。IPv6に対応しているかどうかはインターネット回線によるので、各自契約回線を確認しましょう。私が契約しているところでは別途申し込みが必要でした(追加料金は不要)。固定の光回線ならさすがに対応してるとは思う。

また、その場合、ルータもIPv6(というかIPoE)に対応している製品を使用する必要があるので注意。日本国内の、IPv6 IPoEサービス対応と書かれているルータを買いましょう。海外製品だと日本国内の通信サービスに対応してないことが多いので買うな。

 

Ethernet規格

ルータの有線接続での規格ですね。100BASE-TXとか1000BASE-Tとかありますが、規格によって対応通信速度が違います。契約してる光回線の最大速度は10Gbpsなのに、ルータの規格が1000BASE-T(1Gbpsまでしか対応してない)だと、家までは10Gbpsなのに、ルータを通すと1/10の1Gbpsでしか通信できていない、ということになります。めちゃくちゃ無駄なので、契約している回線に合ったルータに替えましょう。

 

Wi-Fiの規格(IEEE802.11**)、周波数帯

いないとは思う。オンゲのしかも対人ゲーやってるのにゲーム機を有線じゃなくて無線で接続しているなんて人間は。いないとは思うが、一応、一応説明しておく。

nintendo switchの対応Wi-Fi規格はIEEE802.11ac(Wi-Fi5)まで、PS5はIEEE802.11ax(Wi-Fi6)まで。802.11ac以降の規格に対応しているルータを買いましょう。いまどき11acに対応してない化石のようなルータ使ってる人はいないと思うけど。

ていうか普通に最新のWi-Fi6に対応しているルータに替えたほうがいいです。例えばiPhone11以降の機種はWi-Fi6に対応してるので、Wi-Fi6対応ルータに替えると通信速度早くなります。Android?なにそれしらん

次に周波数帯ですが、大抵のルータは2.4GHz帯と5GHz帯、両方のアクセスポイントを持ってるはずです。2.4GHz帯は電子レンジとかの家電でよく使われる周波数帯なので、使わないほうがいいです。電子レンジ使ったらインターネット接続切れた!とかいう現象が昔はよくあったらしいんですが、これが理由です。同じ周波数帯を使うのでノイズが入るのです。ノイズが入るとどうなるか。こちらから送るデータにノイズが入ると、送信先から、データが違うから送り返せ!と言われるので再度送り直すことになる。逆に受け取ったデータにノイズが入っていると、送信元に、データが違うからもっかい送れ!と言うことになる。その分、無駄なデータ通信が行われるので、結果的に通信速度が遅くなる。いつまでたっても正しいデータが送れない(送られてこない)という状態が続くと、通信タイムアウト→切断となる。最悪。

あと単純に5GHz帯のほうが通信速度早いので5GHz帯に対応しているルータを買いましょう。いまどき5GHzに対応してない化石のような以下略

ただし、5GHz帯は直進性能が高いため、遮蔽物に弱いというデメリットがあります。家が広くてルータからゲーム機まで遠いとかの場合は逆に速度が落ちる可能性もあります。その場合は中継機などを利用しましょう。ていうか有線で繋げ。

 

・LANケーブル

LANケーブルなんかなんでもいいだろと思ってるそこの愚民。だから貴様は愚民なのだ。蒙昧な愚民なのだ。だいたいの製品のパッケージにカテゴリ6とか7とか書いてあるだろう。なんのことかわからんし別に気にしなくてもいいだろう?大いに気にすべき点だ馬鹿者が。愚民を通り越して獣の如くである。戻れ。人に。

LANケーブルのカテゴリとは、どのEthernet規格に対応しているか、を示してます。Ethernet規格の説明では、光回線の最大通信速度に合わせたEthernet規格対応のルータに替えましょう、という話をしました。LANケーブルも同じこと。

家庭用のインターネット光回線だとまあ最大10Gbpsなのでカテゴリ6A買っときゃ多分大丈夫。大丈夫とは思うけどちゃんと自分ちの契約確認して。1Gbpsならもうちょい安いカテゴリ5とか5Eで。でもまあ言うほど価格差ないと思うからカテゴリ6A買っとけ。家のLANケーブル全部な。全部だぞ!モデムとルータの間、ルータとハブの間、ハブから各機器の間、全っっっっっっっ部!!!!

ハブで思い出した、スイッチングハブ使ってる場合は、ルータと同様、ハブのEthernet規格も確認しましょう。でもスイッチングハブ使うような人間に、ここの説明が必要な人はいないか…

あと、ケーブルの太さも重要。取り回しがしやすい細めのとか、薄いフラットケーブルとかあるけど、ケーブルの太さはシールドの厚さ。シールドが薄いとどうなるか。ノイズがのりやすくなります。ノイズがのるとどうなるかは説明しましたね。できればフラットケーブルなどはやめておきましょう。

 

以上!おわり!

自分は別にそんなに頻繁に切断してるわけじゃないからいいや~じゃないんだぞ!みんなが一日にひとつゴミを拾えば、それだけ地球がきれいになるじゃん。そういう話よ。